小説『時限病棟』のあらすじと書評・感想【医療サスペンス×ミステリー】

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『時限病棟』ってどんな作品?

 

こんな疑問を解決します。

  

「一気読み注意!」

「究極のどんでん返し!」

「面白さ、ぶっ飛び!」

 

こんなラベルをまとった『時限病棟』という作品。

たしかに、物語終盤は思わず声を上げたくなるような、怒涛のタネ明かしの連続でした。

物語中に仕掛けられた伏線という名のトリックに、あなたは気付けますか?

 

そんなわけで、本記事では『時限病棟』を読んだ感想などをお届けします。

 

 

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小説『時限病棟』の作品情報

 

  • 著者:知念実希人
  • 出版社:実業之日本社
  • 出版日:2016年10月15日

 

『時限病棟』の著者は知念実希人ちねんみきとさんという方で、医療ミステリー作家として知られています。

東京の医大を卒業しており、内科医としても活躍。

その影響もあって、専門知識を駆使した非常にリアルな物語を書かれます。

 

知念実希人さんのその他作品
  • 仮面病棟
  • レゾンデートル
  • リアルフェイス』 など

 

 

→小説『仮面病棟』のあらすじと書評・感想

 

 

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小説『時限病棟』のあらすじ

 

主な登場人物
  • 倉田梓
  • 月村一生
  • 小早川賢一
  • 桜庭和子
  • 七海香

 

倉田梓は目を覚ますと、病院のベッドの上で点滴を受けていた。

曖昧な記憶から自分が今ここにいる脈絡を辿ろうとするが、うまく思い出せない。

どうやら、自分以外にも気付いたらこうして病院にいたという人間が他に4人おり、誰かに拉致されてここに来たようだった。

脱出する術はただ1つ。自分らをここに監禁した犯人が仕掛けた「脱出ゲーム」を攻略しなければならない。

 

なぜ自分を含めたこの5人が同じ病院に監禁されているのか?

目の前のゲームを進めていくうちに、ここにいる5人の関係性、犯人がゲームを仕掛けた意図が徐々に明らかになっていく…

 

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小説『時限病棟』の書評・感想

 

『時限病棟』の書評・感想について述べていきます。

 

『仮面病棟』の後のストーリー設定

本作品『時限病棟』は、『仮面病棟』後の時間軸でのストーリー展開となっています。

なので、まず『仮面病棟』を先に読んでおくことをオススメします。

→『仮面病棟』のあらすじと書評・感想

 

表紙も題名も似ていますし、パッと見た感じで繋がりがありそうなのは勘づく人もいるでしょう。

『仮面病棟』の内容が頭に残っていた方が、より『時限病棟』を楽しめますし、物語の謎を解いていく上でのヒントにもなります。

物語の内容自体はそれぞれ独立しており、よくある「前編・後編」ぐらいの強い繋がりまではないです。

 

個人的に『仮面病棟』も好きですが、『時限病棟』の方が面白かったかなと。

『仮面病棟』はオチがあまりスッキリしなかったんですよね…

それでもかなり読みやすい一冊なので、ミステリー入門編にはぴったりかもしれません。

 

どちらにせよ、『時限病棟』を読むのであれば必ず読んでおきたい作品です。

 

色々な意味でキーとなる梓

この物語の主人公と言える倉田梓。

序盤は周りの人にめちゃくちゃ頼られますし、頭が切れることもあって「脱出ゲーム」を進めていくのに重要な役割を任されます(ちなみに、頼られるのにはある理由があります)。

 

『仮面病棟』の主人公は、どちらかというと精神面でみんなを引っ張っていくタイプでした。

自分から行動を仕掛ける主人公らしいタイプです。

 

しかし、『時限病棟』の主人公である梓は、論理思考タイプに感じました。監禁されている状態でも割と冷静で、良くも悪くも主人公らしくない。

そんな彼女にも、心の中では感情的な想いが渦巻いています。

その内に秘めている感じが、見てる側をもどかしくさせるというか、疑り深くさせるというか。

 

まあでも主人公なので、最後まで活躍するということは付け加えておきます。

 

伏線の回収がキレイ

率直に、「伏線の回収がキレイだなぁ」と感じました。

 

私は読書中に時々手を止めて、自分で推理しながら読み進めていくのですが、その推理している時間が楽しかった

私の中で、ミステリー系の小説を読んだり、映画を観るときの推理している時間が面白いかどうかが、その作品自体の良さを勝手に決める指針にしています。

いろいろな仮説を思い描きつつ、読み進めていく間に得られる新たな情報を照合して、つじつまの合う合わないを検証していくプロセス。

自分が抱えるモヤモヤを、しっかりと解消してくれる感じ。

物語終盤の伏線回収がはじまる段階での興奮というんですかね。それを『時限病棟』には感じました。

 

半ば強引な部分も感じましたが、まあ納得できるレベル。

『仮面病棟』で味わった不完全燃焼感は忘れさせてくれました。

 

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小説『時限病棟』まとめ

本記事では、小説『時限病棟』のあらすじと書評・感想について書きました。

物語中の伏線に注意しながら、究極のどんでん返しをお楽しみください!

 

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